***Hanuel***へのご訪問ありがとうございます。

はじめまして、東方神起が大好きな腐女子、Chuckyと申します^^

ここでは東方神起の二人のBL小説を取り扱っております。
純粋なファンサイトではありませんので、ご注意ください。
また、一部18禁の内容を含んでいるため、deepな内容が苦手な方、もちろん18才未満の方は閲覧をお控えください。
当ブログの小説はすべてフィクションであり、登場人物、所属事務所、その他関係者とは一切関係ありません。

Chuckyが初めて東方神起を好きになったのは、2008年です。
5人の東方神起が大好きでした。(当時から腐女子炸裂 爆)
分裂から解散、再始動に至るまでの期間はしばらくショックで彼らから離れていましたが(汗)、再始動してしばらくした頃には事実を受け入れられるようになり、現在ではユノとチャンミン、2人の東方神起を応援しております(*^^*)

こちらのブログではミンホ、またはホミンを基本としています。たまにライバルとしてSJやSHINeeメンボが登場するかもしれませんが、私は二人を内心ガチだと信じていますので←腐、2人の小説がメインです。

また、リンク先にChuckyの旧館がありますが、そちらではホミン以外のCPも多数残ってますので、入室される際は十分にご注意ください。(特に5人時代の㌧に興味がなかった方は入らない方がいいと思います)

パスをかける際はパスワード入力画面にヒントを記載しますので、そちらを解いてお入りください。

当ブログ内の文章の引用、転載はおやめください。

以上、理解された方は拙い内容ですが、どうぞご覧くださいませ!m(_)m


Chucky

U-Know Mirotic Max Mirotic

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テーマ : お知らせ - ジャンル : その他

ユノ目線です。
いよいよ本番R18あり (というかそれしかしてない(汗))
閲覧は自己責任でお願いします。







-Yunho side-


「…ぅ、ぁあ…っ」

顎を反らせて苦痛に表情を歪めるチャンミン。緊張からか身体には力が入っている。

「痛い…?」

聞くまでもなく痛いに決まっていた。
俺の自身ははち切れんばかりに膨張し、チャンミンの敏感なそこを通るにはあまりにも太過ぎた。
こんなものが本当に入るのか。でも世間一般男同士の世界ではそうするものだということは、俺でも知っている。

以前まだ10代だった頃、友達がふざけてゲイビデオを借りてきたことがあった。俺も興味本位でちらっと見たけど、正直グロテスクというか、肉肉しいというか、獣が2匹本能のまま互いの体を貪っているって感じがして、とても興奮するようなものじゃなかった。
俺はその時、やっぱりエッチは女の子がいいって思ったんだ。

なのに今、チャンミンを前に俺はすごく興奮している。
頬を紅潮させてぎゅっと目をつむる彼は、男とは思えないくらい可愛くて、そして色っぽかった。

他の奴にこんな姿見せたくない。俺だけのものにしたい。

チャンミンが乱れるたびに、俺の独占欲は強くなっていく。
チャンミンの身体を気遣ってここで辞めようと、そうとも言えなくなっている自分がいた。


「…っ…、」


でもチャンミンのつらそうな顔を見ると、やっぱりここは諦めるしかなかった。少しずつ慣らしていって、いつか最後まで出来たらいい。それがチャンミンの身体に負担をかけない最善の方法だ。

俺は先端だけ入った自分のものを抜こうと、体に力を込めた。


「待って…っ!」

瞬間、チャンミンの声が部屋に響いて俺は動きを止めた。


「大丈夫…だから…、抜かないで…」

「チャンミン、でも…」

「大丈夫です…僕、この瞬間を何度想像したと思います?…ヒョンを好きになって…叶わないと知りながら、ヒョンと一つになるのを今まで、何度…」

チャンミンは切なそうに笑った。

「だからこのくらいの我慢、いくらでもできます…」








愛しい、

そうはっきり感じたのは、初めてだった。
思わず目の前のチャンミンを抱きしめて、俺は目を閉じた。
今まで好きになった相手は何人いたが、こんな風に愛おしく思ったことがあっただろうか。
俺はエヨンにさえ、こんな感情を抱いた記憶がない。彼女の事は本当に好きだったし長い間付き合っていたけど、考えとは関係なく思わずぎゅっと抱きしめてしまいたくなるような、そんな衝動に駆られたことはなかった。
今の様に。


「ヒョン…」


俺の突然の行動に驚いて一瞬身体を強張らせたチャンミンだったが、すぐに安心したのか俺の背中にゆっくりと手を回して、軽く抱きしめ返してくれる。

そんなチャンミンがまた愛おしくて、俺は彼を抱きしめる腕に更に力を込める。
そしてそのまま、ゆっくりと体重をかけた。

「…ぁ…っ、」

背中に回されたチャンミンの指に、力が入る。

チャンミンが少しでも嫌がれば、俺はすぐにやめようと思っていた。でも彼はぐっと歯を食いしばってその苦痛に耐えるから、予想外に俺のものは中に入っていった。

「ぅ…、ぁあ…っ」

「チャンミン、やめようか?」

それは絶対に嫌だと言うように、チャンミンは目をつむったまま俺が言い終わる前に首をふるふると振る。

俺は少しでもチャンミンがつらくないように、慣れるまで動かずに待った。
これが男としては結構キツくて、今にも腰を動かしてしまいそうになる衝動を、チャンミンの顔を見ながらじっと耐える。


「ヒョン…」

ゆっくりと目を開けたチャンミンの表情は先程より落ち着いていて、俺を見て柔らかく微笑んだ。

「……っ」

それが本当に天使みたいで、いや、天使っていうと子どもみたいだけどそういうんじゃなく、限りなく成熟した天使っていうのか…とにかくそのチャンミンの表情はすごく綺麗で色気があった。


「ぁあ……ッ」

本能を刺激された俺は思わず腰を動かしてしまい、半ば勢いで奥まで全て入ってしまった。

「…っ、チャンミ、ごめ…」


互いに息を整えるように、深い呼吸を繰り返す。


「…ヒョン、ぜんぶ、入っ…た?」

「…ああ、全部入ったよ。大丈夫か…?」


汗で額に張りついた前髪を指先でかき分けてやる。
コクンと頷いたチャンミンはつらそうだったが、同時にとても嬉しそうだった。
幸福感に包まれた人間というのは、こんな表情するんだと思うくらい、満たされた微笑だった。




「ヒョン……」

チャンミンのすらりと長い脚が俺の腰に絡みつく。
今のチャンミンにそんな余裕などないことはわかっているが、まるで挑発されてるみたいで一瞬頭がくらっとする。

みれば少し眉を寄せ、濡れた瞳で俺を見つめるチャンミン。

ああ、頼む。俺を煽らないでくれ。

優しくできなくなってしまう…



「ん…っ、…ぁッ」

中に入ったものがゆっくりと動き始めたことで、チャンミンは小さく声をあげたが、決して嫌がる様子はなく。
俺はその形の良い唇から漏れる甘い声をもっと聞きたくて、腰の動きを速めた。

「ぁっ…、あっ、ヒョン…」

「チャンミナ……はぁ…」


吸い付くように締めつけてくるそこは狭くて熱い。
こんな感覚味わったことがなくて、俺はその気持ち良さにため息をもらした。


少しずつ理性が失われていくに従って、腰の動きは加速する。
ぐちゃぐちゃと結合部から漏れる卑猥な音が、さらに俺を昂らせた。


「ぁあ…っ、ん…!んっ、はっ」

「…っ」


チャンミンの細い腰を掴んで、本能のままガツガツと揺さぶる。
男を初めて受け入れる身体には少し過酷だったかもしれないが、その声は徐々に甘い嬌声へと変化していて、まるでもっともっとと求められてるようで、俺は止められなかった。


「ぁあ!…や、…っ、ヒョン…!もぉ…っ」

「ん?…もう、何?」

「…ぅ、あっ、も、でちゃ…ぁっ」

「…っ、チャンミナ、イキそう?」


こくこくと頷いてチャンミンはぎゅっと目をつむる。
震える長い睫毛の端から、涙が流れ落ちた。


今や俺と同じかそれ以上に張り詰めたチャンミンの自身を、動きに合わせて擦ってやる。
俺ももうあまり持ちそうになかった。


「ひぁ…っ、や、ぁ…!ヒョン…ッ、イッ…ちゃ…」

「は…っ、俺、も…イキそう…」

身体を倒し深く口づける。声を漏らしながらそれでも舌を絡めて必死に応えようとするチャンミン。

そんな愛しい彼を俺は優しく、そして強く抱きしめた。


「ぁあっ、や…っ!も、だめ、イク…っ」

「…俺、も…っ、ミナ…っ」

「ひっ、…あっ……!」





俺たちは互いに絡まり合いながら、深い快楽の渦に呑まれていった。












R18って妄想するのは簡単なのに書くのはなんでこんな難しいんだ…っっ(;´Д`A


更新怠惰にも関わらず、続けて読んでくださってる方、コメントや拍手してくださってる方々に日々感謝しています。




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久しぶり過ぎて頭の上がらない更新…OTL
引き続き18禁です。















部屋に入ってはしゃいでたヒョンを小馬鹿にできるほど、実は僕もこういったホテルに詳しいわけではなくて。

以前付き合っていた彼女と1回くらい行ったかな。興味のないことはすぐに忘れてしまう僕。今回は鮮明に記憶の中に残りそうだった。


「ぁ、明かり…消してください」

こんな事言ったらまるでヤル気満々みたいだと思ったけど、煌々とした部屋の中では全てが丸見えで、その恥ずかしさに僕は耐えられそうになかった。

「ふふ…、なに女の子みたいな事言ってんだよ」

そう言ってヒョンは笑ったけど、そう言いながらも腕を伸ばして頭上にあるライトのスイッチを押してくれる。


「…あれ」

消えるはずの電気はまだその役割を果たしてないとでも言うかのように、ぴかぴかと色を変えながら光だした。

「すごいなぁ、イルミネーションも出来るんだ~」


これはイルミネーションとはちょっと違うと思う。
そう心の中でツッコミを入れながら、僕は感動するヒョンに軽く頷いた。

「ねぇ、チャンミン。これいいね」

「嫌ですよ。これならまだ普通についてた方がマシです」

色とりどりのライトはなんとなく安っぽさを感じさせたし、ピカピカと変化する光で気が散ってしまいそうだった。

「そっか、じゃあ普通につけたままにしよ」

そうニコッと笑って僕に顔を近付けてきた。

「あ、ズルいですよヒョンっ」

明かりを元に戻されて、僕も腕を伸ばしてスイッチを切ろうとする。頭上にあるから手探りで探すその手首を、ヒョンに優しく掴まれた。

「…ン……っ」

そのままキスされて、そのとろけそうな感覚に僕の抵抗する気はあっという間に消え失せてしまう。

まぁ、いいか…暗いとヒョンのカッコイイ顔も見れないし…

やっぱり、ズルいなヒョンは。












「…ん…っ、ふ…、」

互いの口内を味わうようなキスを長い時間していた僕たちだったが、突然ヒョンが顔を離し、僕の身体を反転させた。

うつ伏せになった僕のうなじに噛みつくようにキスをしたかと思ったら、そのあとは優しく背中に舌を這わす。そのぞくぞくする感覚に僕は時々身体を震わせながら耐えた。

「…ッ、…ぁあっ…」

だけど徐々に愛撫は下へと降りていって、双丘の谷間に舌が触れた瞬間、思わず声が漏れてしまった。

「気持ちいい?」

嬉しそうなヒョンの声。
男に尻を舐められて気持ちいいです、なんて言えるはずもなくて。

僕は火照った顔を隠すように無言で枕に突っ伏した。

「チャンミン…耳、真っ赤」

追い打ちをかける言葉。

そんなことはわかっている。
自分でもこんなに熱いんだからきっと僕の顔はゆでダコみたいなんだろう。

「もう、いいです…てばっ」

「だめ、まだこれからだよ」

起き上がろうとした僕の身体を優しく制止して、ちょっと待っててと言ってヒョンはベッドを離れた。

戻ってきた彼の手には小瓶が握られていて、それが何なのか分かるのにそう時間はかからなかった。


「ひっ…つめた…」

「ごめんな、でも多分これちゃんとしといた方がいいと思う」

棚の上に置いてあったそれを、ヒョンは手に取り出して僕の後ろに優しく塗りつけた。
ローションまで用意されてるなんて、当たり前だけどここは本当にそれを目的としたホテルなんだ。




「…っ…」

ゆっくりと指が入ってくる。
潤滑剤のおかげか、痛みは感じない。ただ慣れない感覚に少し戸惑った。

「チャンミン、大丈夫か?」

「…は、…っ、平気、です…」

「つらかったら言えよ?」


気にかけてくれるヒョンはすごく優しい。
ただそれがちょっとこそばゆくもあり…
だってなんだか自分が処女のように扱われているみたいで…
少し照れる。


「…ぁっ、」

敏感な壁を擦られる感覚に、小さく声が漏れる。
僕の反応を見ながら、ヒョンは慎重に指の本数を増やしていった。







「う、…ッ、ぁっ!」

しばらく僕の中を探るように動いていた指が、奥を突いてある箇所に触れた瞬間、疼く様な快感が全身を走りぬけた。

声を出さずにはいられないような、初めての感覚。
あながち処女という表現も間違っていないのかもしれない。


「…チャンミン、ここ…?」

「ぁあ…っ!や、だっ」

続けざまにそこを擦られて、はしたなく声が出る。


「ぅう…ん…っ、ヒョン…」


自分とは考えられない様な、鼻に抜ける甘い声でヒョンを呼ぶ。僕はいつからこんな声が出るようになったんだろう。まるで人間に甘える猫みたいだと思った。


「…チャンミナ、俺、もうヤバイかも…」


振り返って見たヒョンは、困ったような表情で僕を見ていて、視線を下ろすと、確かにヤバイ状態になっているヒョンのそれがあった。

ユノヒョンが僕で欲情している。
その事実が僕はただ嬉しくて。

表情を崩して微笑んだ。

「ユノヒョン…きて…」














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大っっ変久しぶりの更新で頭が上がりません…
責めないで頂けたら嬉しいです|ω-`*)
そしてエロです。18禁要素含みますので閲覧自己責任でお願いしますm(__)m












危機感がないのは、僕の方だったのかもしれない。


優しく重なっていた唇が離れて、ヒョンの顔に焦点を合わせられるくらいになった僕は、狐につままれたような顔をしていた。

何が起こったのか今の状況を理解できてない僕に、それをわからせるためなのか、それともヒョン自身の欲望なのかはわからない。しばし離れた唇が、再び勢いよく重なって、今度は息も出来ないくらい深く口づけされる。


「…んんっ…!」


以前ヒョンに好きの意味をわかってもらおうと、自分がしたキスはホントに触れるか触れないかくらいの、キスとは呼べないようなものだった。
ヒョンとする初めてのキスで、感触さえ覚えてないくらいなのだから、もしかしたら本当に擦れた程度だったのかもしれない。


自分の中でキスは、セックスやフェラチオと違って心があって初めて感じれるものの様に思ってたから、恋愛対象として見てない僕にそれをされるのは結構苦痛なんじゃないかって。ヒョンに気を遣ったってわけじゃないけど、あえて避けてた所はあった。

だからユノヒョンの方から、こんな全て飲み込まれるようなキスをされて、正直僕はもう何をどうして良いのか、受け入れていいのか拒絶するべきなのか、分からずただ流される様にされるがままでいた。


「…ぅ、ん…っ」

だけど濃厚に絡みつく舌が僕の歯列をなぞり、舌を吸い上げ、口内全てを犯すように舐め回ると、僕はもうされるがままになることさえ出来なくて。

小刻みに震える身体が強烈に目の前のヒョンを欲し出す。

それを人としての分別が必死に抑制する、まさに本能と理性の戦い。

「…ぃや…っだ、」

ふるふるっと顔を振り横に向ければ、ヒョンはそれを狙ったように首筋に顔を寄せてきて、唇から軽い音を出しながら薄い皮膚にキスを落としていく。少し強めに吸われたら、きっと痕が残ってしまうだろう。

その感触が徐々に上に移動し、耳朶を甘噛みされた瞬間、ぞわぞわっと恐怖とは違う何かが腰から背中を通り抜けた。

「…ッ、…ぅ」

変な声が出そうになるのを目をつむって必死に堪える僕には、ヒョンの顔も体の動きも分からない。

そしてその吐息混じりの声は突然耳元で囁かれた。

「チャンミナ…」

「ひぁ…っ」

思わず女みたいな声が出て、僕は目を見開いた。
解放された片方の手で自分の口を思いきり押さえる。発した後に塞いだって仕方がないのだけれど。
広がった視界に映ったユノヒョンは、まるでそんな反応を楽しむように僕の顔をじっと見ていて、そして少し笑っていた。

「なんーーー」

……!!

中心部に感じた違和感は、それがヒョンの手だと分かると強い刺激に変わる。
風呂上がりに身に付けた簡易のバスローブの隙間からするりとその手は入りこみ、下着の上から形をなぞるように触られ、既に変化したそれは更に体積を増していく。

「…っ…、ゃ…」

じんわりと目に涙が滲む。

なんで?
なんでこんなことするんだ。
僕の気持ち知っているくせに…


「…チャンミナ、俺が冗談でここまで出来ると思う?」

ヒョンが、手の動きを止めて言った。

「だから、お前が傷つく必要は何もないよ」


…どういう、こと?

僕は目で聞き返す。

「チャンミンとしばらく会えなかった間、実は結構辛かったんだ。遊び相手がいないからとかそういうんじゃなく、頭の中でいつもチャンミンのこと考えてた。
ジムで俺を避けてシウォンと楽しそうにしてるのにも、すっげー嫉妬したし、さっきの男だって…チャンミンに何かすると思うと正直気が気じゃなかったよ。お前綺麗だし可愛いから…ってか、こんな風に思うようになったのも、ホント最近なんだけどな」

ユノヒョンは照れて頭を掻きながら言った。
綺麗で可愛いなんて、本当にそんな風に思っているのだろうか。だとしたら、いや、僕の方が照れてしまう。

「好きとか、愛してるとか、そういう風に言われるとまだよく分からないし答えづらいんだけどさ、今の俺の行動、全部本能で動いてんだ。チャンミンにキスしたい、チャンミンに触れたい、素直に感じたことを行動に移してるだけなんだよ」

微笑ったヒョンの表情が優しすぎて、なんだか泣きそうになった。



ユノヒョンの口からそんな言葉が聞ける日がくるなんて、思いもしなかったことが起きて、嬉しい気持ちと同時に、僕は少し動揺した。いや、かなりかな。

だって昔からヒョンは男を好きになる可能性なんてこれっぽっちも無さそうだったし、この先も一生一方通行の恋だって思ってたから。

100%諦めてた未来に1%の望みが出来たような。
喜んでいいのかな、これは。

「そんな事言われたら、期待しますよ」

「期待に応えれるよう頑張るよ」

「恋愛は頑張るもんじゃないです。本能で人を愛するもんです」

「じゃあ尚更いいかも。俺今、本能でチャンミンを抱きたい…」

長い指がふわりと僕の両頬を包んで、ヒョンの顔がゆっくりと近づいてくる。

キスされるんだな…って思って、自然に目をつむった。
そんな事言われたら嬉しすぎて、拒むことなんてできるわけない。


互いの鼻先が擦れて、もうあと数ミリで唇が触れるところで、少し間をためられる。
その僅かな時間に焦れて、僕の方から唇を押し出した。








「…んっ、…っ…」

広いベッドルームに響く、二人分の熱い吐息と布の擦れる摩擦音。

キスをしながら服を脱ぎ捨てる行為は、焦れったさを感じると共にひどく興奮する。
こんな気持ち良いキスをするのはいつぶりだろう。いや、もしかしたら初めてかもしれない。
僕は今まで付き合った彼女にこんなキスはしてあげられてなかっただろう。

昂ぶった中心が窮屈そうに下着を押し上げて自己主張していると、そこをヒョンに絡まった脚でぐいぐいと刺激される。

「っは…ぅっ、ん…」

自分じゃないような声が漏れて、僕は赤面した。
ヒョンは嬉しそうにそんな僕の顔をじっと見てくる。

「も…見ないで、ください」

「なんで?チャンミン、可愛いよ」


もっと…
もっと触れてほしい。

そんな僕の貪欲さが表情に出ちゃってるんじゃないかって、内心焦って顔を背ける。
それを許さないと言うように顎を掴まれて、再び口を塞がれた。

ファスナーを下ろされ、緩めた服の隙間からスルリとその手は入りこみ、僕のそこを楽しそうに弄ぶ。
耳からは濃厚なキスのいやらしい音が入ってきて、
あぁ、なんだか耳まで犯されている気分になる。

耳の中、
口内、
中心部、
頭の中、

ぐちゃぐちゃになった全てが、僕を限界に導いて。

「ヒ、ヒョ…ンっ、もぉ、ダメ…」


欲情が爆発して発狂しそうだった。












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毎度更新遅くてすみません。
今回はチャンミン目線です




-changmin side-



「うわぁ~ひろっ!おっ、ゲームあるじゃん!」

部屋に入ってからユノヒョンはテンション上がりまくり。

「なぁっチャンミナ!最新DVDも観れるみたいだぞ!」

無駄にでかい液晶テレビの下で、目をキラキラさせながら番組表を見ている。

子供か。

普段は落ち着いてて頼れる兄貴分なくせに、時々やけに子供っぽい。
彼の根本にある純粋さゆえの行動なのかもしれないが、そんなヒョンを見るとたまに僕は自分が年下である事すら忘れてしまう。

まぁ今みたいな状況の僕にとっては、そんな色気ゼロのヒョンにありがたく思うのだけど。

「…少し遊んだら帰ってくださいよ?」

「うんうん、なぁチャンミン一緒にゲームしよっ」

「嫌ですよ、僕はこれからシャワー浴びて寝るんですから」

「えーいいじゃん、これ一回だけやってみたいんだもん」

ヒョンが持っているゲームを見やると、それは確かに自分も一度やってみたかったゲームだった。

「い、一回だけですよ」

「やったー!」


素直に喜ぶヒョンを可愛いと思ってしまう自分はかなり重症なんじゃないかと、無言で頭を抱えながら、僕はそのでかい液晶画面の前に座った。








「あぁ~なにこれ、面白すぎ」

「ホント、最高だなっていうかチャンミンやっぱ上手いな」

「こういうの、好きなんです」


一回のはずだったのだけど、ついつい楽しくて熱中してしまった。

ユノヒョンと遊ぶのはすごく久しぶりだったけど、やっぱり楽しい。波長が合うというか、言葉なくこうやってゲームを一緒にやっているだけでも、気持ちがリラックスできる。

ま、それもゲームに夢中になってたから出来たことなんだろうけど…


「それじゃ、僕はシャワー行ってきますから」

立ち上がって声をかけると「もう終わり?」とでもいうように寂しげな顔で下から俺を見つめるヒョンに、ドキリと心臓が脈打った。

「そ、その間に帰ってもらってもいいですからね」

平常心を乱されたことを悟られないよう強気な口調で言えば、ヒョンはさらに悲しげに顔を歪めるから、僕はもう何も言えずに浴室に向かった。





シャワーを浴びながら僕は考えていた。

ヒョンは一体どういうつもりでついて来たのだろう。ここがラブホテルだというのはいくらユノヒョンだって分かっているはずだ。だからこそ僕が他の男と入るのを止めたんだろうし。


仲の良い後輩に、自分の事が好きだと告白されて。
その男に「好きの意味を分かってない」とフェラされて。
しばらく距離を置いて、久しぶりの再会の後に、どうしてこうなる?
どうしてラブホテルなんて一緒に入ろうという思考になるのか、僕にはヒョンの気持ちがさっぱり分からなかった。

こんな全てが整った環境で、二人きりで一晩何もせず過ごすなんて、正直自信がない。きっと僕の身体は、意思に反してなんとかヒョンと一つになろうと必死になるだろう。それが男の性欲というやつで、それを防ぐには肉体的な距離をとることが一番の抑止力になる。


だから僕はドアを開ける時、ヒョンがそこにいない事を願った。









帰った…?


神様への祈りが届いたのか、シャワーを浴び終わってドアを開けると、テレビ画面の前にもうその姿はなかった。
僕に冷たくあしらわれて、気分を害したのか。一通りゲームをして満足したのか。

次はいつ会うことになるだろう。
ホッとしながらも、すでに次に会える日のことを僕は無意識に考えていて。

思わず顔を緩めながら、ベッドに入ろうとシーツに手をかけて、僕の身体は固まった。



「…~ッユノヒョン!!」


200㎝くらいありそうな大きなベットの奥半分に、ちゃっかり入り込んで顔と手だけ出してニコニコしているヒョン。
その図々しさに呆れて言葉が出ない。一体この人の神経はどうなってるんだ。警戒心というものが存在しないのか。


「あなたって人はホントに…」

「チャンミン、このベッドすごいフカフカ!」

「いいから出てってくださいっ!泊まらないで帰るって約束したでしょう!?」

ここで寝る気満々の身体を引きずり出そうと、僕はヒョンの腕を引っ張った。
が、脱力した身体はびくともしない。

「いいじゃんちょっとくらい~」

「良くないです!は、や、く、出ろって……っわ!」


必死にヒョンを引っ張っていた僕の腕が、突然奥から出てきたもう片方のヒョンの手に掴まれて、そしてそのまま勢いよく引っ張られる。

反発するように力を入れていたはずなのに、僕の身体はいとも簡単にそのバランスを崩し、ヒョンの胸に被さるようにして倒れた。

あまりに突然の事すぎて言葉も出ないし身体も動かなくて。目だけパチパチさせた僕の耳元に、ヒョンのさっきよりずっと低い声が降ってきた。


「…ねぇチャンミン、さっきの男と何するつもりだった?」

さ、さっきの男?

それは先程まで一緒にいたカメラマンのことを指しているのは間違いなさそうで。

「何って、だから個人的に撮影に付き合ってあげようとしただけですって…!」

頬に感じるヒョンの胸板の厚みに、顔が一気に熱くなる。慌てて起き上がろうとした僕の手首は、ヒョンの強い力に遮られた。

「もし今みたいに、襲われたら…?」


ついさっきまでゲームをやって喜んでいた純真無垢な少年が、今僕を組み敷いて問いかけてくる。


「ぼ、僕だって男ですよ!そんなの…っ」


あ、れ…?

抵抗しようと力を入れてみるも、その腕はほとんど動かない。
更には逃げるどころか一瞬で体勢を逆転させられてしまった。

「っ…ぁ…」

ベッドに沈んだ僕の身体を、押さえつけるように拘束するヒョン。上から僕を見下ろすその顔は、口元にうっすら笑みを浮かべて、これまで見たことないような表情だった。

「自分の身は、自分で守れるんだよな?」

「……っ」

顔を傾けて聞いてくるヒョンに、悔しい気持ちと恥ずかしい気持ちが、同時に押し寄せてきて何も言葉が出ない。

今この瞬間心筋梗塞を起こしても気付かないくらい、胸がドキドキして締めつけられる。

そんな息も止まる様な時間が数秒続いたと思ったら、目の前のヒョンがふっと息を吐いて笑った。


「そんな顔するなよ、…キスしたくなる」

……!?

「な、何言ってんですか…っ?」

自分がどんな顔してたのか知らないけど、怒りと羞恥で沸騰しそうに熱い。
僕は本当にユノヒョンの気が狂ったんだと思った。

でなければ、この人がこんなこと言うはずがない。


ユノヒョンはちゃんと女性が好きで。しかもエヨンヌナみたいに、美人で性格も良くて、誰からも好かれる女性。

僕みたいに内向的で短気でひねくれた性格の男なんかに、

キスしたいなんて思うはずない。


「冗談はやめて、早く離してください…っ」

「冗談じゃないよ。本当にチャンミンにキスしたいって思ったから」

拘束から逃れようとよじる手首をまた強く握り返された。

さっきまで子供の様にふざけてたと思ったら、突然男の顔になって。
どこまでが本気なのか、いやむしろ全てが嘘なのか、僕にはわからない。

「そういうのは、好きな女に言ってくださいよ。ヒョンにそんなことふざけて言われて、いくら僕だって多少傷つ…」


目の前が暗くなったのは、ユノヒョンの顔で視界を遮られたから。


唇に、温かく柔らかい感触。

何度も触れたいと思っては諦めたそれ。
それが今、自分の意思でなく僕に重なって感じる。



僕はヒョンに、キスされていた。











もともと「砂漠の果実」はホミンでいこうと思ってたので、最近頑張ってホミンの写真を集めて、ホミン脳にしています(汗)

つくづく自分がミンホ脳なのだと思い知らされるこの頃です(´-ε-`;)




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